高校時代の体験談。

私は高校サッカー部に所属していました。しかし、膝の大怪我をしてしまい、高校2年生の夏、怪我人として、楽しみだった夏合宿に連れてってもらえませんでした。他の部員70人以上が合宿に行く中1人だけが置いていかれるという状況に陥りました。そこで私は逆転の発想をしました。4日間の完全に自由な時間が与えられたと。そう考えた私はその日家に帰ったら自分の銀行のカードを取り出し、お金を下ろして青春18切符を買いました。4日間の一人旅をする事にしたのです。その一人旅は、全てが新しい事の連続でした。かつ、全ては自分で決めなくては行けません。切符は何処で降りてもいい分、何処で降りるかは自分の興味と感覚。何処に行くか、何を見るか。どの店に入るか、何処で寝るか。私は茨城県、東京まで電車で3時間以上の場所に住んでいました。私は4日間を、大まかに東京→鎌倉→横浜→東京と移動しつつ旅をしました。3回分の夜は、カプセルホテルを探して泊まりました。旅はノープランで、例えば鎌倉では、コロッケ屋さんのおばちゃんにおすすめの場所を聞いて、そのお寺に行ってみたり、生シラス屋のおじさんと夢を語り合ったり、普通に生活してては味わえない体験を沢山しました。そのようにして旅の面白さを知った自分は、高校3年生の時に夜間バスを使って広島を旅。そして次は電車で静岡を旅しました。広島旅でバスで隣に座ったオーストラリアの21歳の男性と4時間ぶっ通しで英語で様々な話をぶつけ合ったのはとてもいい経験でした。自分は英語でコミュニケーションを取れるという自信にも繋がったし、文化としてのオーストラリアに興味が湧きました。そのオーストラリアの方は本当に自分の好きな事で生きていて、自分もそんな風に生きていいんだと思いました。彼は大学に入ったのですが、自分に合わないと感じて中退しました。そして、日本に住んでみたいと思っていた彼は3ヶ月間オーストラリアでバイトして、ワーキングホリデーとして日本各地に住み込みで働いていました。彼はそのちょうどワーキングホリデーの1年間のビザが切れる数日前で、それまで広島のホテルで働いていて、広島→東京の夜間バスで私と出会ったのです。このようなエピソードは沢山あり、ここには書き切れません。私はこのような旅の面白さ、人との出会いの面白さを知っているからこそ、行動しないでは入られません。大学ではもっと面白い、最高にワクワクする事をしています!